おっちゃん「もう一生あえないかと思った。会えてよかった。もう俺あかんねん。。。」って。
なんかわたし涙ぐんじゃった。
おっちゃん「どうやってわかったの?」
わたし「うどん屋さんが教えてくれました」
ほんとは色々な人に聞いたし、いざ、広い病院で病室わからんし、夜で誰もいないし、おっちゃんの名前なんとなくしかわからんし。で、やっと辿り着いたけど言えなくって、わたし「おっちゃんテレビ買わはったとき、サインしてはったん、見ててよかった」っていいました。
そしたら、おっちゃん改めて自己紹介してくれはった。
わたしも、名前と住所と携帯番号書きました。
おっちゃん「ワンセグどうやってみるのー?」って。わたしができそうなこと話してくれはったんやけど、わたし機械苦手やしわからなかった。今度auショップできこう。
おっちゃん「急にお店たたんだから、びっくりしたやろ?」って。1か月前急に何があったのか〜今に至る話をしてくれはった。
で、おっちゃん「君は行動力すごいね」
そんなことないから、未だに絵もなにもすすんでないのに。
おっちゃん「店たたんで、ほっとした。大変やってんでー。元気になったら、色んなとこ行きたいわ、仕事してたら行けへんかったしなぁー。元気になったら。」
わたし「桜さいてますよ、今年は長持ちするかな?」
おっちゃん
「長生きするよ。」って。
桜の季節が終わりにちかづいて
病室にいくと、おっちゃんよく寝てはったから、お土産のイチゴとお手紙を置いてかえりました。
夜、おっちゃんから初めて電話がありました。「今日きてくれたんやね。イチゴありがとう。」って。
わたし「具合はいかがですか?」
おっちゃん「あかんわ。こんな病気やからね。でも、少しでも気にとめてくれてる人がいるなんて、うれしいわ」って。
わたし「いいこといっぱい教えてもらったから」
昔、おっちゃんが、『桜は、一年間がんばったねーって、神様からのご褒美やと思う』や『イチゴはしあわせな気持ちになるね』って前に言ってはったの思い出した。
吉野の桜は今が満開みたい。
おっちゃんが少しでもしあわせな気持ちで生きれますよーに。